おとたん

紅茶もお菓子も出せませんが

俺手帳持ってるんだけど!

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転載元︰何を書いても構いませんので@生活板62

125 名無しさん@おーぷん sage 2018/06/07(木)07:44:42 id:HUH
普段より一本早めのバスに乗ったところ、孤独死した親戚にそっくりの爺さんがいた
腰まで伸ばした髪。肝機能弱った奴特有の甘酸っぱい臭い。妙に薄汚れたボロボロの服。
そして延々と独り言を呟いていた
正直気持ち悪かったので距離を置きつつも眺めていたら、三駅ぐらい通過した頃、いきなり爺さんは席に座っていた女性の肩と胸の辺りを触った(押した?)
当然女性は悲鳴をあげ、俺含め周りもザワザワした
爺さんは
「譲れよ!」「立てよ!」
と怒鳴り始めた
運転手がバスを止めて様子を見に来たが、爺さんは興奮した様子で
「こいつが譲らないんだよ!」
「俺手帳持ってるんだけど!」
と怒鳴っていた
女性が
「私も足患ってるので…」
と言っても爺さんは懲りずに怒鳴り続け、とうとう女性は泣いてしまった
結局「私譲りますよ」と60ぐらいの男性が爺さんに席を譲った
運転手は
「まぁ、そうですねぇ…」
と適当な返事を残して運転を再開した

席を譲られた後も爺さんはイライラした様子で
「甘えてんだよ!」
と女性に怒鳴り散らしたり
「この女を救急車に乗せろ!」
と叫んだり
「あ?なんだ?」
と何故か席を譲ってくれた男性に喧嘩売ったりしていたが
「大声出すな!」
と別の60ぐらいの男性に怒鳴られてからは静かになった
俺はもう怖くて仕方なかったので外を眺めていた
女性と爺さんは何人かの乗客と一緒に駅で降りていった

バスが発車した後、外を見てみたらバス停の前で高齢の女性二人&中年の男性一人が爺さんと言い争っていた
さっきの女性は高齢の女性二人と中年の男性の後ろに隠れて震えていた
あの後どうなったんだろうか
朝から嫌なもの見た

役満で触りたくない案件だなぁ…

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