おとたん

紅茶もお菓子も出せませんが

父方親族は所謂男尊女卑脳というやつ

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転載元︰今までにあった修羅場を語れ【その25】

56 名無しさん@おーぷん sage 2018/01/28(日)13:50:14 id:aN1
弟が生まれた時の話。
私は3人兄弟の内の長女で、下に妹と弟がいる。
父方親族は所謂男尊女卑脳というやつで、長子の私はともかく妹は生まれた時に全く祝ってもらえなかったと聞いた。
内孫外孫にもうるさくて、幼心にも面倒な人達だなーと距離を置いていた。
そんな中、母が弟を出産した。
もちろん父方親族は諸手を挙げて大喜び。
父は長男だったし、後継がどうのこうのとよく分からない話をしていた。(一介の雇われ医師に後継も何もないと思うのだけど)
意味が分からないのはこの後で、
弟の誕生を祝うという名目で父方親族が続々と集まってきた。
西は長崎、東は名古屋。果ては上海からも親戚が詰めかけてきて、
母は産後の身体を引きずって対応に追われることになった。
昼間酒を呷るオジサン達に辟易した私と妹はホッピングと一輪車を抱えて外へ脱出。
思えばこの時、家に残って少しでも母を手伝えば良かった。
どんちゃん騒ぎがひと段落してお客人が捌けた頃合を見計らって帰宅したら、家の中が修羅場になっていた。
かたや祖父母を家に泊めたかったのに母がワガママを言ったせいでオジャンになったと怒り狂う父。
それに対して、ロクに身体を休めることができないままこき使われたとほとほと涙を零しながら訴える母。
しばらく言い争いをした後、父は夫婦の寝室に鍵をかけて立て篭もり、体力を使い果たした母は床に座り込んだ。
ここでやっと母に対して罪悪感が湧き上がった。
妹と2人がかりで母をソファに座らせ、分担してリビングを片付けた。
といっても、皿洗いとゴミの片付けくらいしかできなかったけど。
弟が大人しくしてくれていたのだけが救い。
この後、父が謝罪しないまま出勤して当直室に泊まり込んで帰らなくなったり、母方の祖父が母を迎えに来て連れ帰ったりと色々大変だった。
一時は離婚寸前までいったけど、なんとか再構築して20年近くになる。
私的には生まれたのが弟でも妹でも嬉しいから、父方親族の男万歳は全く理解できない。
人に言えた試しではないけれど、自分の妻の体調を気遣えない父のことも理解できない。
最近、ショッピングや旅行に母を連れ出している。
ずっと家のことばかりさせられて苦労していた姿を見てきたから、せめてこれからを楽しんでほしい。

医者は後を継ぐ人多いよなあ。

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